近ごろ佐川急便が飛脚電報便に力を入れているようで、セールスドライバーによる売り込み受けている方も多いいと思います。
いきなり来て電報出せ言われても困るんですよね!?
でもね、実際には電報は年間数百億円規模の市場を確保しており、そしてまだ伸びております。
何ででしょうね!
それは目立つからです。
e-メールやLINEで「誕生日おめでとう」と送るより、いきなり電報届いたら驚きませんか。嬉しくありませんか!
気になるあの子・あの人に自己アピールするのにはすごいアイテムだと思いますよ!!
デジタル技術が発達した今だからこそ逆に旧時代的なアナログ(電報)が見直され始めているみたいですね。
ビジネスの世界でも効果が大きいと思います。実際に使用されている企業が増えてきました。
取引先の社長の誕生日に、、結婚式に。新規出店時の開店祝い電報等々。
暑中お見舞い・残暑お見舞いをハガキで出されている企業は多いでしょうね。何十社から届くハガキの一枚になってしまって、貴社のハガキは埋もれていませんか。そこに暑中お見舞い電報、目立ちますよね(笑)
できるビジネスマンのアイテムの一つ、、、かな!?
飛脚電報便(VERY CARD)とNTT電報の比較です
今や電報サービスははNTTだけの独占ではなくなりました。信書便の規制緩和により要件を満たした事業者(ヤマト運輸はへそ曲げて無資格状態)は特定の信書便の配達が可能になりました。電報は紛れもなく信書です。民間の参入により電報に面白い商品がたくさん出回り始めています。正確には電報類似サービスですけども。
信書便については特定信書便とは 信書とそうでないものの差、まとめてみましたで書いていますので、参考にしてみてください。

飛脚電報便とNTT電報の価格差は?
電報というものは、宅配便のようなモノを運ぶ配達事業ではなく、情報を伝達する手段の通信事業になります。ですので従来のNTT電報だと文字数により課金される金額が変わります。
以下に2018.6.6現在の料金を表にしてみました。この料金に台紙代を足したのが電報代となるわけです。けして安いものではないですよね、っていうか高すぎだよね!!
文字数 | 祝電・弔電 | 一般(連絡・見舞い等) |
25字まで | 700円(550) | 480円 |
26~30字 | 790円(640) | 540円 |
31~35字 | 880円(730) | 600円 |
36~40字 | 970円(820) | 660円 |
41~45字 | 1060円(910) | 720円 |
46~50字 | 1150円(1000) | 780円 |
51~55字 | 1240円(1090) | 840円 |
56~60字 | 1330円(1180) | 900円 |
61~65字 | 1420円(1270) | 960円 |
66字以上 | 5文字増ごとにを90円加算 | 5文字増ごとにを60円加算 |
※祝電・弔電料金後ろのカッコ内はお届け3日前までに申込みの場合の料金です。
※D-MAIL(インターネット)からの申込みの場合は、上記金額から-40円です。
※上記料金は税抜き金額です。

フォーエバー・ハピネス
平成15年に信書便法が施行され、佐川急便は特定信書便1号役務と3号役務を取得しました。
この取得により佐川急便は電報事業に参入できるようになったようです。そして電報の世界にも価格競争が始まったようです、がんばれ佐川急便!!
熊犬熊吉株式会社 営業部 熊犬 熊吉様 ご結婚おめでとうございます。この日の感激をいつまでも忘れず、長い人生をともに助け合って、楽しい家庭を築いてください。 熊吉熊犬株式会社 営業部一同 |
上記のような文面の電報を送ったと仮定して、両者の料金比較をしてみましょう!
まず内訳ですが、受取人名は課金されません、無料です。
本文が58文字になります。これに差出人名13文字がプラスされます。差出人名は課金対象ですよ!! 合計71文字になります。

金鶴(きんかく)
NTTの場合=一番安い台紙代500円+文字料金1560円=2060円+税になります。(カトレアという封筒みたいのは台紙代無料だけど、、あれは無理っしょ)
佐川急便の場合は台紙代に390文字(これより長い文章は手紙でしょ)までの料金が組み込まれていますので、この記事の画像の3種類はすべて1280円+税となります。
もちろん上記の文章より短い文章、例えば「サクラチル」で名前4文字の方なら合計で9文字です。これならNTTネット注文で1010円+税ですけどね(笑) いまどきね。
配達料金は両者ともに全国同一です。
飛脚電報便とNTT電報の配達速度の差は!?
NTT電報の場合
- 0時~19時までの申込みで当日配達です。
- 19時~24時までなら翌日配達
飛脚電報便の場合
- 14時までの申込みで当日配達です。
- 14時~18時までなら翌日10時までの配達
- 18時以降は翌日の配達
ただしへき地、特に離島に関してはNTTが圧倒的に強いです。
佐川急便グループは昔から遠隔地めちゃ弱なのを忘れてはだめですよ。
本州+3島に関してはそん色ないと思います(自信ないけどね)
配達速度、特に即日配達に関してはNTTグループが今現在では最強だと思います。
あとは利用方法次第ですかね!?
価格では飛脚電報便に軍配が上がるんだけどな!!
飛脚電報便とNTT電報の最大の差はズバリ、、人です
あまり話題にはなりませんが、NTT電報をはじめその他多くのインターネット専業電報業者が出来ない、対人で対応できる電報サービスを可能にしているのは佐川電報便だけだと思います。
NTT電報は電話での申し込みなら人対人の言葉による対応です。飛脚電報便の申込みはWEBのみです。
しかし飛脚と冠した商品である以上、あなたの街の、あなたを担当しているセールスドライバーに責任が発生します。
電報出したけど、10分遅配しやがった。
又は受取人がとても喜んでくれた。
クレームを直に言える、喜びを生身の人間と共有できる、これってすごいことだと思いますよ。些細なクレームの場合NTTに連絡できますか(他のネット専業電報も同じ)、喜びを共有できますか。
SGホールディングスの幹部さえも気づいていないことだとは思いますが、ほんの少しの不満を配達に来たドライバーに言える、こんなことができる電報サービスは飛脚電報便だけですよ。
ネットとリアルの融合って言葉をよく聞きますが、電報サービスでこれが可能なのは飛脚電報便だけだと思います。
ここまでのまとめ
e-メール、LINE等デジタルでの意志の伝達方法は増えました。
が、しかしその思いは相手に届いていますか!?
簡単に送れるということは、相手にとっても簡単なものでしかありません。
e-メール等の言葉、官製はがきによる思い、その中に電報です。
私は電報が目立つと最初にいいましたが、思いのこもったメッセージでも相手に見てもらわないことにはただのゴミ文章です。
飛脚電報便の390文字を上手に活用できれば、あなたの思いが相手に届き安くなるかもしれません。
可能性の話です。
次の記事では佐川急便の電報を個人利用の場合はVERY CARDですを書かさせていただきました。

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