特定信書便とは 信書とそうでないものの差、まとめてみました

手紙 宅配便

 

平成15年4月、民間事業者による信書の送達に関する法律(信書便法)が施行され、これまで国の独占とされてきた信書の送達事業に民間事業者の参入が可能となりました。

これじゃ????ですよね。

早い話が、郵便局を民営化するにあたり、今まで国営事業として行われてきた郵便物(信書)の配送業務を規制緩和して、民間企業が参入できるようにしました。

だってそのままじゃ100%独占禁止法に引っ掛かりますので(笑)

自分の知識で分かる範囲でまとめてみました。

特定信書便て何でしょう!?

1.宅配便と信書便の違いについて

宅配便で運ぶのは、米(食料品等)・衣類・本・電気機器などの「物の配送」です。

 

信書便で運ぶものは情報です。

例えば、はがきや手紙などに書かれている文章です。

発想的にはE-メールとかと同じ「通信手段」の一つです。

信書便とは、電波による通信手段ではなく、宅配便による通信手段です。

 

管轄している役所も違います。

宅配便は物を運ぶ事業なので国土交通省です。

信書便は、通信なので総務省になります。

 

2.信書便の種類

他人の信書の送達は、郵便または信書便でしか行えないことが法律で定められている。他人の信書の送達事業を行うには、信書便事業の許可を取得する必要があります。

信書には一般信書便事業と特定信書便事業の2種類があります。

2.1一般信書便事業

一般信書便役務(えきむ)を全国提供する条件で、全ての信書の送達が可能となる「全国全面参入型」の事業です。

一般信書便事業の許可基準は、全国の区域において、一定基準に適合する方法で一般信書便物の引受けや配達を行う計画がふくまれていること。(信書便差出箱(ポスト)約10万本の設置、週6日以上の配達 など)

一般信書便役務=長さ、幅及び厚さがそれぞれ40cm、30cm及び3cm以下であり、重量が250g以下の信書便物を国内において差出された日から原則3日以内に送達する役務。

 

日本郵政公社(~19.9)が民営化されて日本郵便になっても、郵便法により以下のサービスは全国提供義務がある。

  • 4㎏までの郵便物(全国均一料金)
  • 書留等(全国均一料金)
  • 国際郵便

現在、一般信書便事業を行っている、、、、というか行えるのは郵便局だけです。

 

2.2特定信書便事業

創意工夫を凝らした多彩なサービスを提供する「特定サービス型」の事業で、次に掲げる特定信書便役務のいずれかを充たす必要があります。

信書便1号役務=長さ、幅及び厚さの合計が73cmを超え、又は重量が4kgを超える信書便物を送達する役務。

信書便2号役務=信書便物が差し出された時から3時間以内に当該信書便物を送達する役務。

信書便3号役務料金の額が800円(消費税込みで801円で設定されていればOK)を超える信書便の役務。

 

3.信書にガイドライン

みんなよく誤解されているんですが請求書=信書ではありません。

信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意志を表示し、又は事実を通知する文章」と郵便法及び信書便法に規定されています。

文章とは文字、記号、符号等人の知覚によって認識することができる情報が記載された紙その他の有機物のことです。

CD・DVD等の電磁記録媒体を送付しても信書には該当しない。CD・DVDを見ただけでは情報の内容がわからないことから、文章とはならないため、信書には該当しない。

 

「特定の受取人に対し、差出人の意志を表示し、又は事実を通知する文章」。この文章が信書かそうでないかを分ける絶対条件です。

 

例.1 請求書=A社という問屋さんが、商品を購入してくれたB社○○支店に請求書を送達する場合は信書です。B社という特定の受取人に対して、A社の意志表示又は事実を通知する文書になっているからです。

しかしB社○○支店が、決裁権のあるB社本社に転送する。これは信書ではありません。この請求書の送達には「差出人の意志」はありません。

 

例.2 履歴書=A君がB社に就職したくて履歴書を送る場合、これは信書です。

分かりやすく書くと、A君が履歴書(差出人の事実を通知する文章)をB社(特定の受取人に対して)送りました。となります。

しかしA君は残念ながらB社に就職できませんでした。B社はA君に履歴書を返却するために送り返しました。これは信書ではありません。

理由分かりますか? B社がA君の履歴書を送る場合には、その履歴書はB社の「意志を表示し、又は事実を通知する文章」ではないからです。もっとも一緒に合否判定の書類を送っていたら、そちらの文章は信書ですよ。

 

信書とそうでないものの差が分かっていただけたでしょうか??

私の力不足の時は、、、説明力不足ですいません(ゴメン)

 

4.信書なのに宅配便で許される事もある

上記で請求書は信書だと書きましたが、大丈夫な場合もあります。

それは、納品する商品と一緒に請求書を送ることです。

ただし、封筒を糊付けしてはNGです。一番良い方法は透明のビニール封筒に入れて段ボールの外側に張り付けておくことです。これにより差出人の意志は表示してますが、特定の受取人だけではなく、誰が見てもよい文章になるそうです。ほとんどへりくつですけどね!!

 

5.郵便法による罪と罰

信書を信書便事業許可者以外が行うと、荷主(特に発送担当者)と運送事業者に3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金が科せられます。

 

この法律を執行されたことを聞いたことはないですけどね!!

 

ちなみに、ヤマト運輸はへそ曲げ中につき、お上と喧嘩中です。信書便事業者の資格取ってませんのでご注意ください。

 

まとめ

信書について多少は理解いただけましたでしょうか。

一番大事なのは「特定の受取人に対し、差出人の意志を表示し、又は事実を通知する文章」です。これを元に考えれば答えが出ると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
タイトルとURLをコピーしました